美しい日本の田舎の原風景12選!世界に誇る絶景スポットをおすすめ順にご紹介!
忙しい日々に追われていると、心癒される自然豊かな場所を訪れたいと思うことはありませんか?全国には、昔から守られてきた美しい景色がたくさん残っているんです。
この記事では、棚田や古い家並みなど、一度は見ておきたい12の原風景をご紹介します。のんびりした時間を過ごしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
雲海に浮かぶ椎葉のマチュピチュ「仙人の棚田」【宮崎】

仙人の棚田は、宮崎県椎葉村の山間部にある棚田です。かつては日本三大秘境の一つとされ、「椎葉のマチュピチュ」と呼ばれるほど別世界のような美しい風景が広がっているんですよ。
明治時代に少し離れた場所から水路を引いて作られた仙人の棚田は、水の少ない山間部での貴重な農地として大切に守られてきました。山道に水路があるために台風や大雨で土砂崩れが起きることもありますが、地元の人たちの協力により維持されているのです。2015年にはその価値が世界的に認められて世界農業遺産に、2022年には国の「つなぐ棚田遺産」にも選ばれ次の世代に引き継いでいく活動が続けられています。
そんな仙人の棚田の美しい景色を見られる場所として知られているのが、2022年に作られた「大いちょう展望台」。朝方には雲海の中に棚田が浮かんでいるように見え、まるで仙人が住んでいるかのような幻想的な光景が楽しめるんですよ。神秘的な光景が「仙人の棚田」という名前の由来になっているそうです。
秘境の雰囲気を味わいたい方や、雲海に浮かぶ棚田の絶景を見てみたい方におすすめのスポットです。
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:JR日豊本線日向市駅前よりレンタカー等で約1時間20分
椎葉村観光協会 公式サイト
https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot-3/spot19
清流に育まれた水の郷「上郡町」【兵庫】

上郡町は、兵庫県にある町の大部分が山や丘に囲まれた自然豊かな町です。町の中心を流れる千種川沿いに美しい田舎の風景が広がっています。千種川は「枯れない川」として地域の人たちに愛されており、全国名水百選にも選ばれているんですよ。
上郡町では、川沿いに住宅地や農地が広がり、その間に集落が点々とあるのが特徴。晴れの日が多く気候も穏やかなので、のんびりと散策するのにぴったりです。
夏には地元の多くの人が訪れる「川まつり」が開催されます。千種川をバックに1700発の花火が夜空を彩る姿は圧巻です。ほかにも、川魚のつかみ取り体験やウォーターアクティビティなど、水の恵みを活かした楽しいイベントが開催されますよ。川まつりは上郡町外に住む人も歓迎するホームカミングデーとされているので、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
昔ながらの街並みが広がるエリアには、元酒蔵を改装したアートスペース「ギャラリーひがし蔵」も。酒蔵の雰囲気を残したカフェでは、玄米ピザや甘酒アイスなど個性的なメニューを味わえるんだとか。
清流や田園風景に癒されたい方や、昔ながらの町並みでのんびり過ごしたい方におすすめのスポットです。
営業時間:スポットによって異なります
料金:スポットによって異なります
アクセス:姫路駅より山陽本線下り方面に乗って35分
上郡町観光協会 公式サイト https://www.kamigori-kanko.com/
『遠野物語』で有名な「民話の里・遠野」【岩手】

民話の里・遠野は、岩手県にある山々に囲まれた町です。山深い場所にあるおかげで、昔ながらの文化がそのまま守られてきました。
遠野は、遠野に伝わる逸話を記した柳田國男の『遠野物語』の舞台として有名。逸話といえば、カッパ伝説が知られています。常堅寺の裏にある小さな川には「カッパ淵」と呼ばれるスポットがあり、本当にカッパが出てきそうな雰囲気があるんだとか。ほかにも、物語に出てくる場所が実際にあるので、本を読んでから訪れるとより楽しめるでしょう。
民話の里・遠野にある「遠野ふるさと村」では、昔の農家や水車が再現されています。わら細工や郷土料理作りなど、実際に体験できるプログラムもあるので、昔の遠野の人々の暮らしを体験してみたい方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
また、遠野を訪れたら外せないグルメとして知られているのがジンギスカン。北海道のグルメというイメージが強いかもしれませんが、実は遠野でも昔から愛されている郷土料理なんですよ。地元の有名店「遠野食肉センター 遠野本店」では本格的なジンギスカンの味を堪能できます。
民話の里・遠野は、のんびりした山里の雰囲気を楽しみたい方にぴったりのエリアです。
営業時間:スポットによって異なります
料金:スポットによって異なります
アクセス:新花巻駅から電車で約60分
遠野市観光協会 公式サイト
東京から最も近い天水田「大山千枚田(おおやませんまいだ)」【千葉】

大山千枚田は、千葉県にある急な斜面に375枚もの田んぼが階段状に並んでいる棚田です。
東京から車で約90分と、都内から一番アクセスしやすい棚田として知られています。
大山千枚田では全国でも珍しい雨水だけで稲を育てる農法が800年以上も前から続けられているのが特徴。大山千枚田は「日本の棚田百選」にも選ばれており、昔ながらの美しい田園風景を楽しめるんです。
春の田植え前は、水を張った田んぼが大きな鏡のようになり、空の色を映し出します。夏は緑色の稲が元気に育つ姿、秋には黄金色の穂が風に揺れる姿、冬は一面雪景色が広がる絶景が見られますよ。一年中いつ訪れても違った表情が楽しめるのが魅力的なポイントです。
また、秋から冬にかけて開催されるライトアップイベントも見どころ。15分ごとに色が変わるLED照明が棚田を彩り、幻想的な世界が広がります。
10月末には「棚田の夜祭り」も開催。棚田全体が数千本の松明と数万個の光で照らされます。祭り最後に棚田上空に打ち上げられる花火は圧巻ですよ。
都市部から気軽にアクセスできる原風景を求める方におすすめのスポットです。
営業時間:9:00~16:00 (棚田倶楽部)
料金:無料
アクセス:JR安房鴨川駅から路線バスで約15分「大山千枚田入口」下車し、徒歩約20分
大山千枚田保存会 公式サイト
雲海に浮かぶ山里の風景「星峠の棚田」【新潟】

星峠の棚田は新潟県にある、約200枚の田んぼが魚のうろこのように並ぶ棚田です。山の斜面にきれいに並んだ棚田は農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも認定されています。
星峠の棚田を訪れるベストシーズンは、春の雪解けから田植えまでと、秋の稲刈り後から雪が降るまでの間。この時期は田んぼに水が張られて、周りの景色が水面に映る「水鏡」になるんですよ。特に、朝日に照らされた棚田の景色は感動するほどの絶景です。
また、運が良ければ6月下旬と9月の早朝には雲海に包まれた棚田の絶景に出会えることもあるんだとか。なお、雲海が見られるシーズンは星峠の棚田の絶景を撮影しようと多くのカメラマンが訪れるので、静かに楽しみたい方は平日の早朝がおすすめですよ。
冬になると春や夏の景色とは一変し、雪で田んぼの境界線が白く縁取られて、幻想的な雪景色に変わります。ただし新潟は降雪量が多い地域なので、12月以降の見学はできない点は覚えておきましょう。
のどかな自然を見に行きたい方や季節ごとに変わる田園風景を楽しみたい方は、星峠の棚田に行ってみてください。
営業時間:5月上旬〜11月上旬頃まで
料金:無料
アクセス:ほくほく線「まつだい駅」下車後タクシーで約20分
十日町市観光協会 公式サイト
https://www.tokamachishikankou.jp/
天空に浮かぶ里「遠山郷・下栗の里」【長野】

遠山郷・下栗の里は、長野県の山奥にある小さな集落です。標高800mを超える急な斜面に家や畑が並んでおり、「にほんの里100選」にも選ばれています。日本三大秘境の一つともされており、最寄りの駅からアクセスするにはバスで1時間半程度かかります。
集落は南アルプスの美しい山々に囲まれた場所にあり、まるでヨーロッパの山村のような雰囲気。山々の中で人々が生活を営む風景がオーストリアのチロル地方と似ているため「日本のチロル」と呼ばれているそうです。
遠山郷・下栗の里では険しい自然の中、「下栗芋」という小さなジャガイモや蕎麦、雑穀などが育てられています。8月末から9月にかけて、真っ白な蕎麦の花が斜面一面に咲く光景は息をのむ美しさですよ。
遠山郷・下栗の里で有名なイベントとして親しまれているのが、12月に行われる「遠山の霜月祭り」。平安時代から続く行事がほぼそのままの形で受け継がれており、国の重要無形民俗文化財に指定されていています。遠山霜月祭りは、日本各地の神様を迎えて温泉の湯をお供えし、新年の生命力回復を祈るもの。参加すれば、湯気や人々の熱気に包まれた神秘的な雰囲気を体験できますよ。
営業時間:なし
料金:なし
アクセス:飯田駅からバス「遠山郷線」で1時間半
信州遠山郷(遠山郷観光協会)公式サイト
生きている世界遺産として知られる「相倉合掌造り集落」【富山】

相倉合掌造り集落は、富山県五箇山地域の世界文化遺産に登録されている集落です。1995年に岐阜県の白川郷とともに世界遺産に登録されました。
相倉合掌造り集落には100年から350年の歴史を持つ茅葺き屋根の家が20棟も残っており、その中でも一番古いものは400年近く前に建てられたんだとか。
集落では今も住民の方が実際に生活しているため、世界でも珍しい「生きている世界遺産」として注目されています。中でも6軒は旅館として営業を続けているため、宿泊すれば昔ながらの集落の暮らしを肌で感じられますよ。
集落内には郷土資料館や伝統産業館もあり、集落の歴史や和紙作りについて詳しく学べます。ほかにも、お土産屋さんや食事処も充実しているので、長い時間ゆったりと過ごせますよ。
相倉合掌造り集落では、年に数回夜のライトアップも開催中。幻想的な原風景を楽しめるので、ぜひチェックしてみてくださいね。日本の伝統建築に触れたい方や世界遺産が好きな方、宿泊して生活を実際に体験してみたい方にぴったりのスポットです。
営業時間:8:30~17:00
料金:集落への入場は無料(施設によって別途料金)
アクセス:「相倉口」バス停下車、徒歩5分
南砺市観光協会 公式サイト
海に向かって広がる黄金の階段「白米千枚田」【石川】

白米千枚田は石川県能登半島の日本海に面した棚田です。約4ヘクタールの海辺の斜面に1004枚もの小さな田んぼが階段状に並んでおり、能登の代表的な景色として知られているんですよ。ここでしか見られない棚田の風景は「世界農業遺産」や「つなぐ棚田遺産」、国の名勝などにも指定されています。
白米千枚田では訪れる時期によってまったく違う美しい風景を見られるのが魅力的なポイント。田植えの時期である4月末頃は1000枚を超える田んぼが水を張り、空の色を映す巨大な鏡に。夕日の美しい色が全ての田んぼに映って、まるで自然が描いた芸術作品のような光景が見られるんです。
夏には風に揺れる緑の稲と青い空と海のコントラストが美しく、秋には黄金色の穂が穏やかに揺れる光景が楽しめますよ。
秋から春にかけては、「あぜのきらめき」と呼ばれる25000個の電飾で棚田を彩る壮大なイルミネーションも開催。季節を表す4色の照明が15分ごとに変わり、幻想的な光景を作り出してくれるのです。海と棚田、星空が一体になった夜景は、ロマンチックな雰囲気を感じられますよ。
ここでしか見られない棚田の絶景を見たい方や夜景スポットを探している方などにおすすめです。
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:道の駅 輪島より北鉄奥能登バス 町野線「白米千枚田」バス停下車徒歩約1分
輪島市観光協会 公式サイト
古き良き日本の原風景残る 世界遺産集落「白川郷」【岐阜】

白川郷は、岐阜県の山奥に位置する世界文化遺産に登録されている集落です。茅葺き屋根の合掌造りの家が114棟も立ち並んでおり、全国で一番大きな合掌集落として「日本の原風景」の象徴になっています。
1976年に重要伝統的建造物群保存地区に選ばれ、1995年に五箇山の相倉合掌造り集落とともに世界文化遺産に登録されました。現在も「生きた文化遺産」として、住民の方が実際に暮らしながら、歴史ある建物と伝統的な生活スタイルを大切に守り続けているんです。
白川郷の絶景を見るなら、冬がおすすめ。白川村は日本でもトップクラスの豪雪地帯で、冬になると4〜5ヶ月間も深い雪に覆われます。冬に訪れると、茅葺き屋根に積もった雪が太陽に照らされ、一面真っ白な世界が広がりますよ。
1月と2月の決まった日には、毎年ライトアップも開催。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような幻想的な世界を楽しめます。完全予約制となっているので、ぜひチェックしてみてください。
景色を楽しんだ後は、白川郷内にある天然温泉もあわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。温泉は世界遺産の景観に配慮した木の香りが漂う空間となっており、合掌造りの建物の風景を眺めながらゆったりと過ごせますよ。
人気の原風景に出会いたい方や世界遺産が気になる方は、まず白川郷に行ってみてください。
営業時間:8:00~17:00
料金:無料
アクセス:JR高山本線 高山駅よりバスで約50分
白川郷観光協会 公式サイト
http://shirakawa-go.gr.jp/
昔の日本の村に出会える「美山かやぶきの里」【京都】

美山かやぶきの里は、京都府の山間部にある集落です。集落にある50軒のうち39軒が茅葺き屋根となっており、昔ながらの日本の村の風景が今も残されています。
1993年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた「北」地区では、150年から200年の歴史を持つ様々な大きさの茅葺き民家が立ち並んでいるんですよ。現在も住民の方が実際に生活しながら美しい景観を守り続けており、のどかで懐かしい雰囲気が漂っています。
美山かやぶきの里にある郷土資料館では約200年前の農家を復元しており、茅葺き屋根の内側や昔の暮らしぶりを見学できるんです。囲炉裏や家畜を飼っていた場所、農作業の道具などが展示されており、昔の村の生活を実際に体感できるんですよ。施設内にはゆっくりと茅葺きの風景を眺められる縁側もあるので、訪れた際はぜひチェックしてみてください。
美山かやぶきの里では、冬の風物詩である「雪灯廊」が有名。茅葺き民家18軒がライトアップされ、約900個の手作り雪灯籠や花灯籠が山里を優しく照らします。初日と最終日には花火も打ち上げられて、雪景色と光のコラボレーションを楽しめるんですよ。
京都で日本の原風景を体験したい方や、雪景色とライトアップの美しさを堪能したい方におすすめのスポットです。
営業時間:24時間
料金:なし
アクセス:JR京都駅から京阪京都交通バスで1時間50分
美山かやぶきの里 公式サイト
川の美しさを満喫できる「四万十川と沈下橋」【高知】

四万十川と沈下橋は、高知県にある美しい清流の原風景です。四万十川は全長196kmある四国で一番長い川で、「日本最後の清流」と呼ばれるほどきれいな川として知られています。
そんな四万十川の名物といえば沈下橋。沈下橋は洪水の時に水の中に沈んでしまうように作られた、手すりのない橋なんですよ。本流だけでもいくつもの沈下橋があり、四万十川流域は重要文化的景観にも指定されているほど、貴重な風景が残っています。
沈下橋の中でも一番有名なのは佐田沈下橋。四万十川の下流で一番長い橋で、今でも地元の人たちの生活道路として使われています。橋の上からは四万十川の自然美を一望できるんですよ。生活に根ざした橋だからこそ感じられる、川と人が調和した風景が魅力的なんです。
穴場の沈下橋へ行くなら、三里沈下橋がおすすめ。観光客が少なく、夕陽の時間帯には絶景を独り占めできるんだとか。人混みを避けて静かに四万十川の美しさを満喫したい方にぴったりです。
のんびりと川の流れを眺めて過ごしたい方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:スポットによって異なります
四万十市観光協会公式サイト
https://www.shimanto-kankou.com/
玄海灘に沈む夕陽の絶景「土谷棚田(どやたなだ)」【長崎】

土谷棚田は、長崎県の海辺に面した棚田です。日本の棚田百選の中でも特に美しいとされており、約400枚の田んぼが玄海灘に向かって階段状に並んでいます。
険しい地形を活かした棚田は全国各地にありますが、土谷棚田ほど開放感たっぷりに海を見渡せる棚田はなかなかありません。海と田んぼが一体になった風景は、まさに日本の原風景そのもの。西向きの海に面した棚田なので、玄海灘に沈む夕陽が田んぼをオレンジ色に染める光景は感動する絶景ですよ。
土谷棚田には、絶景を収めようと多くの写真家が訪れます。夏は鮮やかな緑と海の青のコントラストが美しい景色、秋には黄金色の稲穂が夕陽に照らされて輝く姿など季節によって異なる絶景を見られるのが魅力的です。
毎年9月には、約3000本の灯籠が棚田に並べられる「火祭り」が開催されます。神秘的な光景が広がるので、地元の人はもちろん観光客にも大人気だそうです。
海と棚田が作り出す絶景を満喫したい方や、美しい夕陽に感動したい方はぜひ行ってみてください。
営業時間:24時間
料金:なし
アクセス:松浦鉄道伊万里駅より西肥バス約50分で福島港バス停まで、さらに定期バスで20分
松浦市観光協会 公式サイト
終わりに
今回は、美しい日本の田舎の原風景12選をご紹介しました。
日本全国には先人たちが大切に守ってきた棚田や古い家並み、きれいな川の風景など、心を落ち着かせてくれるような原風景がたくさん残されています。
この記事を参考に季節ごとに表情を変える自然スポットを訪れ、癒しの時間を過ごしてみてくださいね。




