一度は行きたい北海道の離島5選!旅行におすすめの観光スポットや見どころも紹介!
北海道には、美しい自然や独自の文化が息づく離島がいくつも存在します。どの島にも本土では味わえない特別な魅力があり、非日常を体感できる旅先として注目を集めています。
本記事では、北海道にあるおすすめの有人離島5選をご紹介します。それぞれの島の見どころや楽しみ方、イベント情報、アクセス方法などを詳しく解説。週末の小旅行や、夏休みのプランを立てたい方にもぴったりの内容です。
本土から少し離れただけで、まるで別世界のような絶景と出会える北海道の離島へ、次の旅の目的地を探しに出かけてみませんか。
北海道にある5つの有人離島
北海道には、自然豊かで観光にぴったりの有人離島があります。中でも奥尻島、天売島、焼尻島、利尻島、礼文島は、家族連れの旅行にもおすすめの人気スポットです。
どの島も本土とは異なる魅力を持ち、ツアーや個人旅行でも訪れやすくなっています。
アクセスもフェリーはもちろん、島によっては飛行機でも行けるため、短期間の旅行にもおすすめです。島内では大自然や新鮮な海鮮グルメが楽しめるほか、地元の人々の温かさに触れられるのも大きな魅力です。
これからご紹介する5つの島は、それぞれが独自の魅力を持っており、訪れる目的や季節によってまったく異なる体験ができます。
慌ただしい日常から離れてゆったりした時間を味わいたい方に、ぜひ訪れてほしいエリアです。
神秘的なブルーと豊かな自然に癒される「奥尻島(おくしりとう)」

奥尻島は、北海道の南西部、日本海に浮かぶ有人島で、北海道の中でも特に秘境感を味わえる離島です。奥尻ブルーと呼ばれる透き通った海に囲まれ、美しい海岸線と豊かな森に囲まれており、訪れる人を非日常の景色へと誘ってくれます。
奥尻島を象徴するのが鍋釣岩(なべつるいわ)です。島の北部にそびえる巨大な奇岩は、高さ約19.5メートル、まるで鍋の取っ手を吊るしたような不思議な形をしており、奥尻島観光のフォトスポットとして人気です。
夕暮れ時には空と海に溶け込み、幻想的なシルエットを描き出します。波や風の力で長い年月をかけて形成されたこの岩は、自然の造形美と神秘を感じさせてくれる場所でもあります。
また、釣り好きの間では釣り天国とも呼ばれるほど魚の数が非常に豊富で、沿岸からの磯釣りでも、カレイやアブラコ、ホッケ、時には大物のヒラメやブリまで狙えるほどです。
特に春から秋にかけては釣果も安定しており、道内外から多くの釣り人が訪れます。
地元の漁師と交流しながら釣り体験ができるツアーもあり、初心者や家族連れでも安心して楽しめる点も魅力です。潮風を感じながらの釣りは、日常では味わえない贅沢なひとときです。
さらに、奥尻島には北海道の離島ならではのワイン文化があります。奥尻ワインは、島の南部に広がるブドウ畑で育てられたぶどうから造られた、こだわりの地ワインです。海に囲まれた冷涼な気候とミネラルを多く含む土壌が、独特の風味と深みのある味わいを生み出しています。
島の中にあるワイナリーでは、ワインの製造過程を見学したり、テイスティングを楽しんだりすることもでき、お土産としても人気があります。
そのほか、津波の記憶を伝える奥尻島津波館や、地元の暮らしを垣間見られるうにまる公園など、見どころも充実しています。1993年の北海道南西沖地震では甚大な被害を受けましたが、島民たちの力で復興を遂げ、今では訪れる人々を温かく迎え入れてくれます。
落ち着いた雰囲気の島で観光客が比較的少ないので、1人旅やカップルでの静かな時間を過ごしたい方、大人のグルメ旅をしたい方におすすめです。新鮮な海の幸と地ワインの組み合わせはまさに大人の贅沢を感じさせてくれますよ。
函館空港から奥尻空港までの直行便もあり、約30分の空路で到着できます。島内にはレンタカーやレンタサイクルもあるため、自由に巡るのも快適です。
一面の空を舞う海鳥と出会える「天売島(てうりとう)」

北海道の日本海側、羽幌町の沖合に浮かぶ天売島(てうりとう)は、周囲わずか12キロほどの小さな有人離島です。しかしその小ささに反して、驚くほど豊かな自然と生きものたちの命の営みが広がっています。
特に海鳥の島として全国的に有名で、毎年春から夏にかけては、何十万羽もの海鳥が島に飛来し、繁殖のために命をつなぐ姿を間近で観察することができます。
天売島の最大の見どころは、やはりその圧巻の海鳥の生息地です。なかでも、世界でも極めて珍しいウミガラス(オロロン鳥)の繁殖地として知られており、国内ではほとんど見られないこの希少種が、自然な姿で暮らしている様子を観察できます。
5月から7月にかけては、ウトウ、ウミウ、ヒメウなどが繁殖のために集まり、空と海が鳥の群れで覆われるほどの光景が広がります。
海鳥観察におすすめのスポットが、島の西側にある赤岩展望台です。この展望台からは、断崖絶壁にびっしりと巣をつくる海鳥たちの姿を見下ろすことができ、特に夕暮れどきの眺めは圧巻です。
ウトウが一斉に海から戻ってくる帰巣ラッシュは、360度に広がる大海原と赤く染まる空、そして鳴き交わす鳥たちの声が、五感を刺激してくれます。
また、島をぐるっと1周できる遊歩道が整備されており、徒歩でも自転車でも気軽に回ることができます。小さな島ならではの静けさと開放感があり、移動の途中では思わぬ絶景に出会えることもありますよ。特に春から初夏にかけては野花が咲き誇り、海の青とのコントラストが美しく、写真好きの人にもたまらない景観が広がっています。
毎年天売島ではバードフェスティバルが開催され、自然ガイドによる島内ツアーや、専門家による講演会などが行われます。野鳥に興味がある人はもちろん、普段は鳥に関心がない方でも自然の雄大さに感動すること間違いありません。
天売島は静かな環境でリフレッシュしたい人にぴったりの場所です。特に、子どもに本物の自然体験をさせたいという家族連れにもおすすめです。人工物に頼らないありのままの自然に触れることができるこの島は、子どもたちの好奇心や感性を育ててくれる最高の学びの場となるはずです。
アクセスは、主に4月~10月にかけての季節運航で、羽幌港からフェリーで約1時間40分~2時間10分ほどで、隣の焼尻島とも定期航路でつながっており、2つの島をセットで巡るプランも人気です。羽幌港へは札幌から高速バスが出ており、日程に合わせて無理のない移動計画が立てられるのも嬉しいポイントです。
原生林と放牧羊が織りなす、静寂の楽園「焼尻島(やぎしりとう)」

焼尻島は、天売島のすぐ隣、羽幌町にある周囲約12kmの離島です。天売島とはフェリーで約15分の距離にあり、セットで訪れる観光ツアーも人気です。穏やかな自然に囲まれ、ゆったりとした時間が流れるこの島は、原生林と放牧された羊たちが共存する癒しのスポットです。
焼尻島の象徴ともいえるのが、島の中央部に広がる原生林です。この森林は北海道でも珍しい海岸性トドマツ林として国の天然記念物に指定されており、ナナカマドやミズナラ、イタヤカエデなどが生い茂っています。
樹齢300年を超える巨木も多く、静かな森の中を歩いていると、まるで時間が止まったかのような感覚に包まれますよ。森林内には遊歩道が整備されており、気軽に散策できるので、癒しの森林浴を目的とする旅行者にもぴったりです。
島の南部は牧草地帯の羊がのんびりと草を食む姿が見られます。焼尻島では約300頭ものサフォーク種の羊が放牧されており、どこか外国の田園風景を思わせるのどかさがあります。
また、羊の島としてのブランドも築いており、地元で育てられたサフォーク種の羊肉は絶品と評判です。脂身が少なく、やわらかくクセのない味わいが特徴で、島内の飲食店や宿泊施設で味わうことができます。観光の合間に、地元の味を楽しむのも旅の醍醐味です。
観光では、島を1周する焼尻森林公園と呼ばれるエリアがおすすめです。ここでは、森林浴だけでなく、海沿いの景観も楽しめるコースが用意されています。
特に白浜海岸は透明度の高い海が魅力で、夏には水遊びや磯遊びを楽しむ家族連れの姿も見られます。
焼尻島は全体的にゆるやかな坂道が多く、レンタサイクルを利用して島巡りも楽しめます。風を感じながら、自然の香りと音に耳をすませる時間は、何物にも代えがたい贅沢ですよ。
毎年焼尻めん羊まつりが開催されており、地元の人たちと一緒になって楽しめるアットホームなイベントもあります。伝統的な踊りや太鼓演奏、新鮮な海の幸や羊肉を使ったグルメ屋台など、島の魅力がぎゅっと詰まったひとときを過ごせます。
自然の中でリフレッシュしたい方や、静かに風景や空気を楽しみたいという方に焼尻島はぴったりの離島です。小さなお子さま連れのファミリーにも安心して楽しめる環境が整っています。
焼尻島は、本土の羽幌港からフェリーで約1時間で行くことができ、羽幌までは札幌から高速バスでアクセス可能です。島内には宿泊施設もあり、1泊2日でゆったりと楽しむことができます。
山岳と海鮮、両方を堪能できる「利尻島(りしりとう)」

利尻島は、北海道の北部、日本海に浮かぶ周囲約60kmの円形の火山島です。島の中央には、標高1,721メートルの利尻山(利尻富士)がそびえ立ち、その美しい姿は北海道の観光ポスターなどでもおなじみです。島全体が自然の造形美にあふれ、ハイキングやサイクリングなど、アクティブに楽しめるスポットです。
利尻島では、まずこの利尻山を中心にした大自然を満喫することができます。山頂からは360度に広がる絶景が広がり、晴れた日には隣の礼文島やサハリンまで見渡せます。登山道は比較的整備されているものの、標高差が大きく本格的な山登りとなるため、しっかりした装備が必要です。
登山が難しいという方でも、島の各地にある展望台や海岸線から、利尻富士の美しい姿をさまざまな角度から楽しむことができます。なかでも人気なのが夕日ヶ丘展望台です。ここでは日本海に沈む夕日と利尻山のシルエットが重なる、まるで絵画のような景色が見られます。
日が沈む瞬間、空がオレンジや紫に染まり、訪れる人の心に深く刻まれる光景が広がります。カメラを片手に訪れる観光客も多く、旅の思い出を形に残すにはぴったりの場所です。
また、利尻島の新鮮な海の幸もおすすめです。特に有名なのが、キタムラサキウニとエゾバフンウニです。ウニ漁が解禁される6月から8月にかけてが旬で、現地では新鮮な生ウニ丼を楽しめる食事処が多数あります。
キタムラサキウニは上品であっさりとした甘みが特徴で、エゾバフンウニは濃厚でとろけるような旨味があり、どちらも甲乙つけがたい逸品です。旅先で食べる採れたてのウニは格別で、グルメ目的で島を訪れる方も少なくありません。
利尻島には豊かな自然を感じられる観光スポットも多く、姫沼やオタトマリ沼などの静かな湖沼では、利尻山が水面に映り込むリフレクションを楽しめます。どちらも整備された遊歩道があり、軽いハイキング感覚で散策できるため、家族連れにも人気のスポットです。
自然が好きで体を動かすことが好きな方や、アクティブな旅を楽しみたいカップルやグループはもちろん、登山や写真撮影を目的とした一人旅にもおすすめの離島です。
利尻島へは、飛行機とフェリーのどちらでもアクセス可能です。飛行機では札幌から約50分で利尻空港へ。フェリーは稚内から出航しており、約1時間40分の船旅で到着します。飛行機とフェリーを組み合わせたツアーも多く、旅行プランに応じて選べます。
四季を通じて咲き誇る、花の浮島「礼文島(れぶんとう)」

日本最北の離島として知られる礼文島(れぶんとう)は、北海道の最北端・稚内市の西にある離島で、隣の利尻島とはフェリーで約40分の距離にあります。
海に囲まれた小さな島には、標高が低いにもかかわらず、他では見られない高山植物が海岸沿いで見られるという、まさに奇跡のような自然環境が広がっています。別名「花の浮島」とも呼ばれるほど、植物好き・自然派の旅行者から愛されている島です。
礼文島の魅力は、なんといってもその希少な植物群です。標高100〜200メートルの低山が中心でありながら、高山植物が数百種類も自生しているのは、日本中探してもこの島だけです。5月下旬から8月中旬にかけて、レブンアツモリソウ、レブンウスユキソウ、レブンキンバイソウなど、固有種や珍しい花々が色とりどりに咲き誇ります。
花々をじっくり楽しむなら、整備されたトレッキングコースを歩くのがおすすめです。特に人気があるのが8時間コースと呼ばれる長距離ルートです。礼文島の南北を縦断するこのコースでは、海岸線の絶景と山野草の両方を満喫できます。
時間に余裕のない方には、4時間・3時間のショートコースもあるので、自分の体力や予定に合わせて選ぶとよいでしょう。
観光の途中で立ち寄ってほしいのが、島のグルメスポットです。礼文島は海産物の宝庫で、とくに人気なのがホッケのちゃんちゃん焼きです。新鮮なホッケを炭火で焼き上げ、野菜と一緒に甘味噌で味付けされた一品で、地元の食堂では焼き立てを提供しています。
脂ののったホッケと味噌の香ばしさが相まって、島旅の疲れも吹き飛ぶほどの絶品です。旅の食の楽しみとして、ぜひ味わっていただきたい料理です。
礼文島には、心を動かす風景も多くあります。スコトン岬では日本海の広がりを全身で感じることができ、晴れた日にはサハリンを望むことも可能です。澄海岬(すかいみさき)の澄んだ青い海は、まるで南国のリゾートのような透明度で、花と風と海が織りなす景色は、どこを切り取っても絵になりますよ。
礼文島は、自然の中を歩くことが好きな方や、花や植物に興味がある方にはたまらない環境です。体力に自信がなくても、短時間で回れるトレイルや景勝地も多いため、年配の方やお子さま連れでも楽しめます。
礼文島へは、稚内からフェリーで訪れるのが一般的で、所要時間は約1時間55分~2時間40分程です。夏場には観光客も増えるため、観光ツアーや宿泊施設の予約は早めに計画するのがおすすめです。
まとめ
離島は、ただ観光をするだけでなく、自然と向き合い心を解放する体験ができる場所です。都会では味わえない静けさや、大自然との一体感を感じたい人には、どの島も1度は訪れてほしい場所です。
また、各島へのアクセスも年々整備されてきており、夏季には空路やフェリーが増便されるなど、気軽に訪れやすくなっています。
この機会に、ぜひ自然の息吹を感じる離島旅行を検討してみてくださいね。
全国のおすすめの離島については以下の記事で紹介しているので、こちらも合わせてご覧ください。
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